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私たち日本人の個人金融資産の内訳は、現預金が55.4%、保険・年金が26.4%、株式5%、
投資信託3%、債権2%と言われています。これに対し、アメリカの個人金融資産について言えば全体の45%が株式です。さらに、日本の個人金融資産の5%を占める株の中で、外国株の占める割合はわずかに0.3%という低い数字になります。日本人はこんなにも円に頼っていると言わざるをえません。FXなどが普及しているとはいえ円に偏っているのは事実です。
外国株を買うということは、米国株であれば米ドル建ての、中国株であれば人民元建ての資産と言うことになりますが、海外の投資家に言わせると、日本人はルーレットでいうところの「円」という一つの数字に賭け続けていることになるのです。それは、投資用語で言うところの「ポジションリスク」を取り続けているわけです。一つの銘柄に全ての財産を投資することは、とても危険なことだと投資家は考えます。そして、グローバルな視点で投資をする米国投資家のほとんどが、自分の資産は全て米ドル建てである必要もないと考えています。
アメリカに端を発した大恐慌によって円高・ドル安が続いていますが、円高が続けば、日本のような輸出国では、海外で物が売れず、結局は大企業が人員カットをし、下請け企業が犠牲になり、先行き不安で国内消費は落ち込んでしまいます。日本の円はこれから先もずっと国際的価値を保ち続けるでしょうか?今まで世界を牛耳った米ドルは、果たしてこのままで終わってしまうでしょうか?成長し続ける中国の人民元が世界を席巻する日は、来ないのでしょうか?それらの答は全てNO!と言えるでしょう。
もちろん、海外の通貨を所有することが正解というわけではなく、資産の何分の一かを、海外の株式に投資したり、外貨証拠金取引などで活用し、運用することに価値が存在する、ということなのです。
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